備中高梁駅
日本貿易産業㈱
高梁商工会議所では、平成１９年度「城下町高梁・高瀬舟再発見プロジェクト」事業として、城下町の資源を活かした新しい観光を進めていこうと、「高梁～玉島」の広域観光推進プログラムを計画しています。玉島地区（倉敷市）は約３５０年前、現在の高梁市を中心とした備中松山藩・水谷公により新田開発が行なわれた同じ備中松山藩の飛び領地。
玉島港は来年築港３５０年を迎えかつては玉島と高梁は、高梁川と高瀬通しで結ばれ、高瀬舟を通じて交流が盛んに行われていました。こうした歴史的つながりを掘り起こし、再発見していくと同時に、これからの玉島～高梁一体観光に繋げていこうというもので、今年度備中「高梁～玉島」一体観光コースの第２弾として、９月２８日（金）に、備中「高梁～玉島」産業観光を巡るツアーを高梁商工会議所広報委員会・高梁商工会議所主催（高梁地域づくり交流会共催)で実施いたしました。
今回のバスツアーには県内から関係者含め２０人が参加、午前９時に備中高梁駅を出発、最初に人形の喜峯・日本貿易産業㈱（高梁市本町）を訪問、飯塚社長に説明をいただきながら雛人形の製造工程を見学いたしました。その後、玉島へ向かい最初に「くらしき作陽大学」を訪問し、同大学が行っている産学官連携事業について説明をいただいた後、食文化学部の木戸教授に説明をいただきながら、玉島特産の清水白桃を使い、同学部と玉島おかみさん会が協同開発した「玉桃ジュレ」を試食いたしました。そして大学のシンボル「藤花楽堂」（音楽ホール）をはじめ大学の施設を見学いたしました。続いて、玉島魚市場で買物を楽しみ、備後屋で昼食をいただきました。
午後から立花容器㈱木製工場を訪問、最初に、立花社長様から挨拶をいただいた後、職人さんに伝統の技を見せていただいた後、すし桶などの木製容器の製造工程を見学し、買物も楽しみました。同社では、最初から最後まで特に心のこもったご案内をいただき、頭が下がる思いがいたしました。そして町並み保存地区である仲買町の玉島味噌醤油を訪問、中野社長にお話を伺いながら見学と買物を楽しみました。次に同じ仲買町の菊池酒造を訪問、
菊池社長にお酒づくりのお話を伺った後、試飲させていただき買物も楽しみました。そして、玉島ハーバーアイランドに立地し、現在４カ国地域（韓国，中国、台湾、ベトナム、タイ）に航路が解説され、港湾貨物の取扱量全国４位の国際物流拠点である「水島港コンテナーターミナル」を訪問、施設概要について 説明をいただいた後、施設の全貌を見学いたしました。最後に守安製帽を訪問、デザインから製造まで一貫して国内生産にこだわりファッション性の高い帽子の製造工程を見学いたしました。そして新倉敷駅北口で停車し、ここで下車する方を見送り高梁へ向かいました。
今回の玉島での産業観光コースは、玉島商工会議所並びにご案内いただきました渡辺勉様をはじめとする関係の皆様に大変お世話になり実現することができました。歴史的なつながりをベースに、高梁と玉島両地域の新しい産業観光を探訪する企画に、参加された皆さんも大変喜ばれていました。また、訪問した企業ではそれぞれ「歴史的つながりの深い高梁からよく来ていただきました」と歓迎を受け、現在でも脈々と生きているつながりの大きさを新ためて感じたツアーとなりました。
日本貿易産業㈱
くらしき作陽大学
くらしき作陽大学
「玉桃ジュレ」試食
「藤花楽堂」見学
くらしき作陽大学集合写真
玉島魚市場
備後屋
立花容器㈱
玉島味噌醤油
菊池酒造
水島港国際コンテナーターミナル
水島港国際コンテナーターミナル
守安製帽㈱
守安製帽㈱
新倉敷駅北口
