岡山の地酒の応援団・春夏秋冬・年4回例会を開催

1992年11月9日 月曜日

 岡山幻の日本酒を飲む会は、岡山地域づくり交流会の部会として、日本酒はその地域に根ざした文化であるという認識から岡山の地域づくりの中から岡山の地酒を見直し応援して行こうという主旨で集まった、いわば岡山の地酒の応援団です。
  
  会の名前も高価な手に入りにくい酒を飲むという意味ではなく、私たちがふだん飲む日本酒がこれからも手ごろな価格で本当によいものであることを願って名付けたものです。岡山の酒は岡山の対外イメージと同じく、全国的には殆ど認識されていません。
  
  米どころ、きれいで豊かな水、備中杜氏という良い酒を造るための条件に恵まれているのに残念なことです。いま地酒は杜氏さんの後継者のなり手が殆ど無いなど、造り手の問題、売り手の問題などによって良い地酒は本当に幻となりつつあります。
  
  本会では岡山の蔵元にこれからもいい酒を造っていただくよう応援をして行くとともに、岡山の酒を楽しみながら文化歴史風土にふれあい、地域の中での日本酒の本当の姿を正しく理解し、日本酒を介して様々な人々との交流の輪をひろげて行きたいと考えています。

 こうしたことから、本会は地元岡山で活躍されている演奏家によるコンサート(又は講演会)と、春夏秋冬四季折々の地酒と料理を楽しむ例会を年4回開催しています。

 

 また、第1回開催会場のアークホテル岡山を拠点に、第2回は半田山植物園、第3回は高梁市「魚富」、第5回は倉敷市「旅館御園」など、特色ある地で講演会などを合わせ移動例会を開催してきました。

 

 平成4年1月にアークホテル岡山で初めて開催した「岡山幻の日本酒を飲む会」は、毎回、主婦、経営者、公務員、サラリーマンをはじめ様々な方々が120人~150人の参加をいただいています。

 当会はアークホテル岡山、県内の酒蔵の協力の元、代表世話人の谷義仁さん、世話人の日野進一郎さん、長峰襄さん、竹原和夫さん、辻均一郎さん、渡辺酵造さん、遠藤正博さんの7人の世話人でスタートいたしました。