旧備中松山藩御茶屋落成記念講演会「山田方谷と河井継之助」のご案内

2013年5月24日 金曜日

旧備中松山藩御茶屋落成記念講演会

日時 平成25年6月9日(日)午後1時30分~
場所 高梁市文化交流館中ホール
演題 山田方谷と河井継之助
講師 河井継之助記念館
    館長 稲川明雄 氏 (新潟県長岡市)
入場無料
 問い合わせ 高梁市まちづくり課 0866-21-0257

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(旧備中松山藩御茶屋は、備中松山藩第六代藩主板倉勝職(1803~1849)が、別邸として建てた御茶屋跡です。隣接して水車があったことから通称「水車」と呼ばれていました。平成23年3月、高梁市教育委員会が実施した遺稿調査で、水車跡の石組みが発掘され「水車」の呼称の裏付けとなりました。
幕末に藩政改革をすすめていた山田方谷(1805~1877)は元締役を辞した後、安政6年(1859年)4月、長瀬(現JR伯備線方谷駅)に住居を移しましたが、年寄助勤として引き続き藩政に参画することとなったため、当時利用されてなかったこの水車を城下滞在時の宿舎としていました。
同年7月越後長岡藩士河井継之助(1827~1884)が、方谷の教えを請いに訪れた時、初めは武家宿花屋(高梁市鍛冶町)に宿泊しますが、8月3日かからここ「水車」に移り、長瀬とを往復しながら従学し、方谷の門人進鴻渓、三島中洲などとも交流もありました。
現在の施設は、御茶屋跡に唯一残されていた建造物を、平成18年度に高梁方谷会・高梁まちづくり推進委員会・(社)日本建築学会中国支部岡山支所が調査し、これに基づいて高梁市が平成24年度に水車とともに整備したものです。

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