桜の育て方講演会・桜の手入れを実施

2003年2月22日 土曜日

たかはし桜守の会(黒瀬官治会長)では、2月22日(土)、午後6時30分から、文化交流館で『桜の育て方講演会』を、開催いたしました。講演会には、約30人が出席、黒瀬会長の挨拶の後、講師にお招きした樹木医の吉岡武雄さんより「桜の育て方・育てよう!花咲く明日を夢見つつ!」をテーマに講演をいただきました。

 吉岡さんは「桜は、オオシマ桜、ヤマ桜、エドヒガン桜をはじめ、250種以上と種類が多い。ただその80%がソメイヨシノだ。桜の後継樹の育成には、花、木の姿、木肌の良いものを選ぶのがポイントだ。高梁には珍しい菊桜があるので、広めていただきたい。桜の育て方としては、○土の柔らかさ○枝先が枯れてないか○根元から枝が伸びてないか○病気にかかってないかを見る事がポイント。できれば幹周り15cmの場合、50立方cm掘って土を柔らかくすること、水はけがよいことなどが重要だ。根元から枝が出ている場合やテングス病などの枝は枝分かれした箇所から切ってやること。また、2月頃に施肥することと、できれば5月にも施肥すれば成長が良くなる。また、隠岐島(島根県西郷町)に、樹齢650年の世間(よのなか)桜がある。この桜の後継樹育成のため、種子を採取、現在500粒が発芽し苗木に育っている。200本を同町に植樹したが、希望があれば高梁にも差し上げたい」とお話しいだきました。

 その後、質疑応答が行われ、参加者は、桜の育て方について、熱心に質問されていました。

 

また、翌23日(日)、午前9時から『桜の手入れ』作業を行いました。ロータリークラブ、北婦人会、青年会議所、青年経済協議会、観光協会、高梁地域づくり交流会等から30人が参加、講師の樹木医・吉岡武雄さんの指導の元紺屋川筋、城見橋公園、上谷町ループ橋公園等の桜の手入れ、肥料やりを行いました。

 同会は高梁地域づくり交流会などが中心に平成8年設立、以来桜の植樹、講演会、施肥などの手入れを実施してきており、今回も参加された方々は心をこめて手入れを行われました。

紺屋川

懇親会