第1回「まちなか産業観光」を実施

2008年9月25日 木曜日

「日本貿易産業㈱、武田鋳造㈱、吉備国際大学などを訪問」 高梁商工会議所、高梁市、高梁学園などで組織する高梁体験学習観光会議では、観光地だけでなく、暮しに根ざした地場産業や城下町らしい特徴あるお店、映画のロケ地などを巡る「まちなか産業観光2008」(企画実施・高梁商工会議所)の第1回コース「城下町のものづくり探訪」を9月25日(木)に実施いたしました。

 今回のコースには21人(定員20人)が参加、備中「高梁・玉島」一体観光の一環として玉島から出発、9時に高梁市観光駐車場へ到着しました。はじめに人形の喜峯(日本貿易産業㈱・本町)を訪問、珍しい雛人形づくりの製造工程を説明いただきながら見学した後、「貝びなづくり教室」を行ないました。教室では、飯塚社長の挨拶の後、用意いただいた「貝びな」セットを同社スタッフの指導をいただきながら、熱心に体験していました。

 続いて訪問した森澤酒造(鍛冶町)では、試飲や映画「男はつらいよ」出演者のサインなどを見せていただき、昼食をいただいた後、バスで武田鋳造㈱高梁工場(巨瀬町)を訪問いたしました。同社では最初に会議室で森工場長から会社概要を伺った後工場見学を行い、迫力ある自動車部品等の鋳造行程を見学いたしました。また、見学のために特別に作っていただいたペーパーウエイト(鋳造)をプレゼントいただき、参加者も大変喜んでいました。

続いて、㈲やなわけ染色(松原通り)を訪問、手作業で行われる幟などの染色の作業工程を見学いたしました。

最後に吉備国際大学文化財総合研究センターを訪問、最初に同大文化財学部大下助教より非破壊分析の現場を説明いただいながら見学した後、馬場教授により説明をいただきながら東洋美術の修復現場を、そして大原教授に説明をいただきながら西洋美術の修復現場を見学いたしました。

続いて同センター2Fの臨床心理研究所を訪問、園田所長より説明をいただきながら、専門的な生理心理実験室や観察室、プレイルームなど見学いたしました。
 「まちなか産業観光」は、高梁商工会議所が平成18年度はじめて企画、好評をいただいたため3年連続で実施しています。今年度第2回まちなか産業観光は(高梁商工会議所企画実施コース)は、11月6日(木)に実施する予定です。


倉敷市玉島支所から出発日本貿易産業㈱見学

貝びなづくり教室できあがった「貝びな」

森澤酒造武田鋳造㈱高梁工場(森工場長より説明)

武田鋳造㈱高梁工場
㈲やなわけ染色

吉備国際大学文化財総合研究センター(馬場教授より東洋美術修復の説明)吉備国際大学文化財総合研究センター(大原教授より西洋美術修復の説明)

吉備国際大学臨床心理研究所(園田所長より説明)記念撮影