高梁商工会議所・高梁再発見委員会・高梁地域づくり交流会
町並み景観との調和に努力
観光物産館「紺屋川」(本町)など8点受賞
高梁商工会議所・高梁再発見委員会・高梁地域づくり交流会(森下道昭実行委員長)では、「第2回高梁町並み建築デザイン賞」を実施しており、同選考委員会を、2月19日土、午後1時30分から、高梁商工会館で開催しました。
同デザイン賞は、老朽化に伴なう住宅の建替え、構想学生アパートの建築などで町並みが崩れていく中で、高梁のまちづくりの大きな柱である町並み景観の重要性を再認識し、顕彰することで、町並み整備の機運を盛る上げて行こうと、平成8年度に第1回建築デザイン賞を創設立、平成9年2月に開かれた選考委員会で、10点が選ばれ受賞されました。
今回は、高梁市街地の築後おおむね5年以内の建物を対象に3年ぶりの実施、平成12年1月1日から2月10の期間、一般公募したものです。
選考委員会当日は、東京大学工学部教授西村幸夫氏を選考委員長に、建築専門家、文化財関係者ら委員11人を含め行政関係者ら約20人が出席、当所谷本明久副会頭の挨拶の後、市内外から応募のあった延509通の中から対象となった75点について、写真、資料審査、現地視察等を行い、本町通りの町並み景観のきっかけとなった、尾藤邸・門、㈲伊達建具店、美観地区の景観を再構築した高梁市観光物産館「紺屋川」など8点が選ばれました。
大きく進展した町並み整備
選考委員長の西村幸夫東京大学工学部教授は「委員全員の意見を尊重し慎重に審査を行った。今回も10件を選ぶ予定が8件になったのは、町並みに調和した建築デザインの質が飛躍的に向上し、ボーダーラインが上がったからだ。
第1回から今回までの3年間に高梁市の歴史的町並み保存制度の制定、明治大学小林正美研究室の協力、民間の保存運動により官民一体で実現した「観光物産館・紺屋川」など、町並みづくりの気運が急速に進んできたことが理由だ。
今後、町並み景観に調和した建築デザインが本町だけでなく周辺地域に広がっていくことを期待している」と感想をお話しいただきました。
受賞した建築物の施主・施工者・設計者には、3月15日開催さた表彰式・高梁再発見委員会において、西村委員長から表彰状が贈られ、施主には記念プレ-トが贈呈されました。
審査結果
◇観光物物産館「紺屋川」(本町・店舗)◇㈲伊達建具店(本町・店舗)
◇小池鮮魚店(本町・店舗)◇藤野邸(本町・住宅)
◇尾藤邸・門(本町・住宅)◇高梁整形外科医院(本町・外科医院)
◇キャラメルママ倉庫(本町・倉庫)◇山城うどん高梁丸萬(下町・店舗)
観光物産館「紺屋川」本町
伊達建具店本町
小池鮮魚店本町
藤野邸本町
尾藤邸・門本町
高梁整形外科医院本町
キャラメルママ倉庫本町
山城うどん高梁丸萬下町
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