地域資源を活かした集客交流サービスの考え方とその新たな手法を研修する「中国地域 観光・集客交流活性化セミナー」(中国経済産業局主催)が、平成19年2月15日(木)午後1時から、ホテルJALシティ広島で開催され、平成18年度から「体験・学習観光」に取組んでいる高梁市から、高梁市企画課横山課長補佐、商工観光課戸田係長、高梁商工会議所遠藤氏、(社)高梁市観光協会南氏が参加しました。
最初に、基調講演①として、NPOハットオンパク代表、ホテルニューツルタ社長・鶴田浩一郎氏が「個人旅行マーケットに対応する体験参加型プログラムの実践 ~別府温泉再生へ向けたオンパクの成功に学ぶ~」をテーマに講演され、続いて基調講演②として、NPO法人エルダー旅倶楽部理事長・大社充氏が「地域資源を活かした学びと体験のプログラムの企画立案とその考え方」について講演されました。
続いてパネリストに、岩手県遠野市職員・石田久男氏「昔話と柳田國男を軸とした町づくりとプログラム」、滋賀県草津市職員・林田久充氏「通過型観光地の滋賀県で連泊を可能にするプログラム」、月山ポレポレファーム代表・奥山梯二氏「ソフトプログラムを活用した宿泊施設の取組み」、C&Nファクトリー代表・施勝彦氏「インタープリターからコーディネーターへ」を迎え、コメンテータに講演いただいた鶴田浩一郎氏、大社充氏を交え「事例研究とパネル討論」が行われました。
今回のセミナーは、全国各地の先進的な取組み事例やの考え方などを紹介いただき、高梁の観光にとっても大変参考になった研修会でありました。
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【高梁地域づくり交流会 とは】
高梁地域づくり交流会は、「産・官・学・市民」の幅広い方々がー緒になって、地域づくりを考え、実践していこうという任意団体です。
高梁地域でも青年経済団体などは組織されていますが、地域づくりをテーマにした組織はありませんでした。しかし、全国的なまちづくりの機運の高まり、また、高梁地域でも平成2年の吉備国際大学の開学、中四国横断自動車道の開通(平成9年3月)をひかえる反面、歴史的町並み等が次々と近代化し歴史的資産やまちの個性を急速に失いつつあるところでもありました。こうした背景から、高梁市のまちづくりを提案、実践しようと
- 「歴史を生かしたまちづくり」
- 「大学と地域づくり」
- 「交流を活かしたまちづくり」
の3つの柱をベースに様々な活動を展開しています。
近年は他の団体と連携し幅広い活動を目指しています。また、全県を範囲に設立された「岡山地域づくり交流会(目瀬守男会長・元美作女子大学学長、元岡山大学農学部教授)」に積極的に参加勉強しています。